電気・あかり / 電力の計算
停電の3日間に、電気はどれだけ要る?三重県の冊子で、ポータブル電源の容量を考える
エアコンや冷蔵庫は、電気をたくさん使います。三重県の冊子の数字で、「W×時間」の計算と、ポータブル電源の容量を、図にしました。
先に答え
- 必要な電気の量(Wh)は、「消費電力(W)×使う時間(h)」で計算できる
- エアコンや電子レンジ、炊飯器は、電力量が大きい。冷蔵庫は、長く使うので大きくなる
- ポータブル電源の容量は、400〜2000Wh程度。三重県は「ポータブル電源だけで3日間の電力量を確保するのは難しい」としている
- 使いたい機器の優先順位を、先に決めておく
三重県防災対策部の冊子「あなたの生活スタイルに必要な電源確保を考えてみよう!」(令和3年度)にもとづいています。消費電力は、資源エネルギー庁の資料を参考にした目安で、実際は製品によって異なります。
計算のしかた
電力量(Wh)は、使った消費電力の合計で、「消費電力(W)×使用時間(h)」です。1000Wの機器を1時間使った電力量と、100Wの機器を10時間使った電力量は同じで、どちらも1000Whです。(三重県)
家電の電力の目安
3日間で、どれくらい?(夏の例)
三重県の検討例は、停電が3日続くと考えて、スマートフォン4台とテレビで情報を集め、3部屋の明かりをつけ、冷凍食品を保存して解凍し、エアコンで熱中症の対策をする、という4人世帯です。冷蔵庫は72時間つけっぱなしなので、電力量が大きくなります。単身世帯の夏の例では、スマホの充電、1部屋の明かり、扇風機で、3日間に約1100Whです。
ポータブル電源の容量は
三重県の冊子は、ポータブル電源について、モバイルバッテリーより容量が大きく、いろいろな家電が使えるとしています。家電を使うには、AC100Vの出力が、家庭用コンセントと同じ「正弦波」の機種を選ぶ必要がある、とも書いています。
上の例を、電力量だけで見ると、2000Whの電源でも、1000Wのエアコンは、単純に計算して2時間です(ゆかりの計算で、変換のロスなどは考えていません)。三重県は、ポータブル電源だけで3日間をまかなうのは難しいので、日中にソーラー充電器で充電するなどの工夫が必要としています。
優先順位を決める
- 電子レンジ、エアコン、炊飯器などの大きい電力の機器と、冷蔵庫など長く使う機器は、電力量が大きくなる。使いたい機器の優先度を、先に決めておく(三重県)
- 家庭用の医療機器を使っている場合は、確実に電源が確保できるよう備える(三重県)
- 停電のときは、給水ポンプが止まって、断水することもある。水の備えも要る(三重県)
水の備えは、水は1人1日3リットルをご覧ください。
停電は、どれくらい続いた?
台風15号の停電は、国の検証レポートで、くわしく整理しています。三重県の冊子は、災害の発生後72時間(3日間)は、救助や復旧の初動対応が進められるので、停電の復旧までに3日間かかると想定して、家庭の電源確保を考えてみましょうと呼びかけています。
このページで扱っていないこと
ご家庭のエアコンの電圧や、特定の製品の容量でどれだけ動くかは、ここでは書きません。製品の取扱説明書と、メーカーの説明でご確認ください。この冊子は令和3年度のもので、消費電力の数字は目安です。
くわしくは、正式な資料へ
国や自治体の資料を、ご自身でも確かめてください。